章の概要
- 43.1 生殖法
- 43.2 受精
- 43.3 ヒト生殖器解剖学と配偶子形成
- 43.4 ヒト生殖のホルモン制御
- 43.5 ヒト妊娠・出産
- 43.6 受精と初期胚発生
- 43.7 器官形成と脊椎動物形成
動物の生殖は、種の存続のために必要です。動物界では、数え切れないほどの繁殖の仕方があります。無性生殖では遺伝的に同一の生物(クローン)ができ、有性生殖では2つの個体の遺伝物質が結合して、親とは遺伝的に異なる子供が生まれます。有性生殖では、雄の配偶子(精子)を雌の体内に入れて受精させる場合と、精子と卵子を環境中に放出して外部受精させる場合があります。図43.1に示すようなタツノオトシゴは、後者の例です。求愛ダンスの後、メスはオスのタツノオトシゴの腹部の子袋に卵を産み付け、そこで受精させます。卵は孵化し、子どもは袋の中で数週間かけて成長します。
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