図17.1 ゲノミクスは、異なる生物のDNAを比較することで、異なる生物のDNAをナビゲートするマップを作成することを可能にする。 (credit “map”: modification of photo by NASA)
章の概要
17.1 バイオテクノロジー
17.2 ゲノムマッピング
17.3 全ゲノムシークエンス
17.4 ゲノミクスの応用
17.5 ゲノミクスとプロテオミクス
核酸の研究は、DNAの発見から始まり、遺伝子やその小さな断片の研究へと進み、現在ではゲノミクスという分野へと爆発的に発展しています。ゲノミクスとは、遺伝子の完全なセット、そのヌクレオチド配列と組織、種内および他の種との相互作用など、ゲノム全体を研究することです。ゲノミクスの進歩に貢献したのは、DNAシーケンス技術です。情報技術によって、世界中の場所の詳細な情報を得ることができるグーグルマップが生まれたように、研究者はゲノム情報を使って、異なる生物の同様のDNAマップを作成することができるのです。
これらの発見は、人類学者による人類の移動に関する理解を深め、ヒトの遺伝的疾患のマッピングを通じて医療分野にも貢献しています。ゲノム情報は様々な形で科学的理解に貢献することができ、この分野の知識は急速に拡大しています。
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