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12 社会心理学

12 社会心理学
Two photographs show people holding signs at public events in response to Trayvon Martin’s death. The signs include words and messages such as, “Justice,” “Wearing a hoodie is not a crime,” “Hoodies don’t kill people; guns kill people,” and, “Do I look suspicious?”
図12.1 2012年、Trayvon Martin(トレイボン・マーティン,17歳)は、ボランティアの自警団員であるGeorge Zimmerman(ジョージ・ジマーマン)に射殺された。彼の死は、正当防衛なのか、それとも人種的偏見によるものなのか。その問いかけに、何百人もの人々がそれぞれの立場で集会を開いた。

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章の概要

2012年2月26日夜、白人が多く住む地域で、17歳のアフリカ系アメリカ人高校生Trayvon Martinトレイボン・マーティンが、自警団のボランティアであるGeorge Zimmermanジョージ・ジマーマンに撃たれました。 Zimmerman は、パーカーを着た少年を不審に思い、 Martin を追いかけました。そして衝突の末に、 ZimmermanMartin を射殺しました。 Zimmerman は正当防衛を主張しました。 Martin は丸腰だったので、彼の死後、全米で反発が起こりました。フロリダ州の陪審員は、 Zimmerman に第二級殺人(殺意をもって故意に人を殺害したが、計画的でない殺人)および過失致死のいずれについても無罪を宣告しました。 George Zimmermanは、銃撃事件が起きたとき、仕事中ではなく集合住宅の住人でした。

また、警察官が無実の民間人を射殺し、致命的な結果を招いた悲劇的な事件もあります。2019年には、Atatiana Jeffersonアタティアナ・ジェファーソンの隣人が、深夜に Jefferson の玄関が開いていたため、非緊急回線を使って警察に通報しました。その後、警察が到着し、警官が庭の奥に行きました。 Jefferson は、警察が呼ばれたことを知らずに、ハンドバッグから合法的に所有している銃を取り出しました。警官は脅威を察知して Jefferson に発砲し、彼女は死亡してしまいました。8歳の甥は、叔母と一緒にビデオゲームをしていて、この事件を目撃していました。なぜこのような悲劇的な結末を迎えてしまったのでしょうか?どのような力学でこのような結果になってしまったのでしょうか?どうすればこうした死を防ぐことができるのでしょうか?

社会心理学者は、試合をしているスポーツ選手、仕事をしている警察官、宗教行事に参加している参拝者など、他人の存在がその人の行動や反応にどのような影響を与えるかを調べます。社会心理学者は、ある人の行動は、その場にいる他の人や社会集団の構成によって影響を受けると考えています。

この章の記事

図12.1 (credit “signs”: modification of work by David Shankbone; credit “walk”: modification of work by “Fibonacci Blue”/Flickr)

Access free at https://openstax.org/books/psychology-2e/pages/12-introduction

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