章の概要
- 29.1 脊索動物
- 29.2 魚類
- 29.3 両生類
- 29.4 爬虫類
- 29.5 鳥類
- 29.6 哺乳類
- 29.7 霊長類の進化
脊椎動物は、動物界で最も知名度の高い生物の一つであり、これまでに62,000種以上の脊椎動物が確認されています。現在生息している脊椎動物は、過去に存在した脊椎動物のごく一部に過ぎません。脊椎動物の絶滅で最もよく知られているのは恐竜です。恐竜はユニークな爬虫類のグループで、その一部は後にも先にも陸上動物では見られない大きさにまで成長しました。白亜紀末の大量絶滅でそのほとんどが絶滅するまで、1億5千万年もの間、陸上動物を支配していたのです(ただし、現代の鳥類の祖先である羽毛竜は例外で、その直系種は現在1万種近くある)。恐竜だけでなく、多くの生物の大量絶滅を引き起こした原因は定かではありませんが、化石記録には多くの骨格要素、巣、卵、胚が保存されていることから、恐竜や初期の鳥類の解剖学について多くのことが知られている。
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