47 保全生物学と生物多様性

47 保全生物学と生物多様性
 Satellite image shows a large blue lake surrounded by green land.
図 47.1 この衛星画像に写っているアフリカのビクトリア湖は、地球上で最も素晴らしい進化の発見があった場所であると同時に、生物多様性の破壊的な損失の犠牲となった場所でもある。 (credit: modification of work by Rishabh Tatiraju, using NASA World Wind software)

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章の概要

  • 47.1 生物多様性の危機
  • 47.2 人間生活における生物多様性の重要性
  • 47.3 生物多様性への脅威
  • 47.4 生物多様性の保全

1980年代、アフリカのビクトリア湖で研究していた生物学者たちは、地球上で最も驚異的な進化の産物のひとつを発見しました。大地溝帯Great Rift Valleyに位置するビクトリア湖は、面積68,900km²(北米の五大湖で2番目に大きいヒューロン湖より大きい)の巨大で深い湖です。

生物学者たちは、シクリッドCichlidと呼ばれる魚の仲間を研究していました。湖のさまざまな場所で魚の標本を採取したところ、合計で500種以上の進化した魚が確認されました。しかし、外来種のナイルパーチNile Perchがシクリッドのを破壊し、数百種ものシクリッドが壊滅的なスピードで絶滅していることも判明しました。

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